今回の記事では、
よく患者様が腰痛予防に体幹筋を鍛える、インナーマッスルを鍛えた方が良いよ〜
と言われた際に、体幹筋とインナーマッスルを同じことだと思われているケースが多いと感じたので、説明したいと思います。
体幹を鍛える事と、インナーマッスルを鍛えることは少し違いがあります。
体幹筋とは、胴体の部分の筋肉のことを指します。
人体にはインナーマッスル(深層筋)とアウターマッスル(浅層筋)というものがあり、
体幹筋とは、インナーマッスルとアウターマッスルをあわせた筋肉のことで、
腰痛予防などの為に筋トレをするときには、よく腹筋を鍛えると良いと思っている患者様がみえますが、身体の外側のアウターマッスルである腹筋を鍛えるだけではなかなか腰痛は改善されないことが多いように感じます。
腰痛対策の場合はどちらかというとインナーマッスルをまず鍛えた方が改善されることが多いように思います。
赤ちゃんの首が座り、寝返りする、ハイハイして自分の身体で立ち上がるなど、身体を動かす際に当たり前の動作をするのに使っているのがインナーマッスルと言われる筋肉です。
身体はインナーマッスルがしっかりした上にアウターマッスルを鍛えた方が理想的ではないかと思います。
インナーマッスルを鍛える際にはあまり負荷の強い運動はしないで弱い負荷のトレーニングをコツコツとすることが基本です。
インナーマッスルを鍛えてもシックスパックにはならないので、鍛えた感が感じられないかもしれませんが、なかなか腰痛や肩こりなどが改善しないという方は、まずはインナーマッスルから鍛えることをお勧めします。
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