トレーニング

リアライン・バランスシューズ

バランスシューズトレーニングで下肢の歪みを整える

 
膝がまっすぐに曲がるよう矯正するには、つま先から骨盤まですべての関節におけるねじれや歪みを整え、さらにその周辺の筋肉が適切なタイミングで働くように再教育しなければなりません。
また、一旦足首のひねり癖がついた状態(慢性足関節不安定症)になると捻挫を恐れながらスポーツを行うこととなり、アスリートとしての能力を低下させる原因となります。

足首の靱帯に弛みが生じても、足首は「骨のかみ合わせ=関節適合性」、「筋肉の働き=筋力」、そして「足首の状態をモニターする働き=固有受容機能」の改善によってかなり安定させることができます。


リアライン・バランスシューズは、誰もが簡単に脚全体・足首のトレーニングを行うことができる、革命的なトレーニング器具です。

当院では、主に膝関節用のリアライン・バランスシューズを使用したトレーニングを行います。
膝の歪みを整えながら、理想的な関節の状態をつくり筋肉を鍛え、「膝をまっすぐに曲げる」ことを習慣化させるトレーニングです。


リアライン・バランスシューズとは?

リアライン・バランスシューズは、膝や足首の歪みを整えながら、理想的な関節の状態をつくり筋肉を鍛えることのできるトレーニング器具です。
膝関節用と足首用の2種類があります。

膝関節用は、膝をまっすぐに曲げることを習慣化させるためのトレーニング器具です。
「膝をまっすぐに曲げる」というと簡単なように聞こえますが、実は一流アスリートであっても、この基本的な運動ができず、膝に負担をかけているということは非常に多いのです。
リアライン・バランスシューズを着用してスクワットなどの基本的なエクササイズを行うだけで、膝関節や足関節のねじれを矯正し、中殿筋や内側広筋など重要な筋を効果的に強化することができます。
そして、理想的なアライメントでのエクササイズを繰り返すことで、足関節から股関節まで下肢全体の固有受容機能(神経による関節の位置関係のモニター能力)を改善します。

<効果>
・膝を第4趾の真上に保つための筋活動パターンの学習に効果的(中殿筋、内側ハムストリングス、内側広筋の活動量増大)
・片脚スクワットにおける膝外反の矯正
・垂直飛び、反復横跳び、片脚幅跳びなどのパフォーマンス向上

<目的>
・膝関節のケガのリハビリテーション
・膝関節の安全対策のトレーニング
・サッカーやバスケットボールなど球技スポーツのウォーミングアップ
・ゴルフや野球で、ブレのない下半身を作り上げるためのトレーニング
・スキー、スケート、自転車競技、陸上競技など、膝をまっすぐに使うことによって最大のパワーを発揮できるようになるためのトレーニング