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間違ったストレッチ
スポーツ前に、十分に身体が温まっていない状態で、筋肉をぐいぐい伸ばすストレッチしていませんか?
残念ながらただ単に筋肉を伸ばすだけのストレッチをしても良いパフォーマンスが期待できなかもしれないです。
筋肉を一定時間伸ばす動きを『静的ストレッチ』と言います。このストレッチでは筋肉の温度はさほど上がりません。
筋肉の筋温が低い状態で、ただ単に急に激しい運動や筋肉を伸ばすだけの静的ストレッチをしても良いパフォーマンスどころか、場合によってはケガをしやすくなってしまうかもしれません。
また身体の靭帯や腱と言われる場所を無理に身体が硬いからといって、無理に伸ばすイメージでストレッチして靭帯や腱をかえって傷めてしまうこともケガをしやすくしてしまいます。
靭帯や腱というものは骨と筋肉を結びつけ、関節を安定させる繊維組織で伸ばすところではありません。
ストレッチは筋肉トレーニングより難しいと感じています。
間違ったストレッチやトレーニングをしないことで少しでも防げるケガや、スポーツのパフォーマンスがよくなればいいと思います。
動的ストレッチと静的ストレッチの違い
静的ストレッチと動的ストレッチの違いですが
静的ストレッチとは、一定時間ある姿勢である目的の筋肉を伸ばす動作で、一方動的ストレッチのとは、ある動きを一定回数繰り返し、関節や筋肉に刺激を与える動作です。
静的ストレッチと動的ストレッチをうまく使い分けてることで、ケガの少ないより良いパフォーマンスが期待できると思います。
静的ストレッチのメリットは、主に継続的な身体の柔軟性の維持、筋肉を伸ばすことができる、デメリットは筋肉の温度を上げる効果はあまり期待できず、競技の前などにやるすぎると逆にパフォマンスが下がってしまうことがある。
動的ストレッチのメリットは、筋肉の温度を上げやすく、関節の可動域が広がることでケガの予防効果が期待でき、競技の前のウォームアップにすることに適しています。またやり方次第で筋肉を増やす効果もあります。デメリットは寝る前や競技後には不向きです。
これらの静的ストレッチと動的ストレッチの違いを理解して、うまく使い分けることにより、思いついた時にただ単に筋トレやストレッチをするのではなく筋肉が温まっていない時に、いきなり筋肉を伸ばせばかえって靭帯や筋肉を痛めてしまうこともあります。
身体が硬く筋肉の温まっていない状態でいきなり静的ストレッチをして身体が痛くなってしない来院される患者様もお見えになることがあります。まずは軽く身体を動かしながら筋肉を温め、関節の可動域を広げる動的ストレッチをしてから静的ストレッチをしていれば防げていた痛みだったかもしれません。
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