目次
緊張型頭痛とは
頭痛にもさまざまな種類のものがあり、頭痛の原因の中でこの記事では緊張性頭痛について書いていこうと思います。
緊張型頭痛の症状は、頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが続きます。
肩や首の強い硬結、全身のだるさなどを伴うこともあり、子供さんから高齢者まで、幅広い年齢層でもみられ、ときどき頭痛がする反復性緊張型頭痛と、毎日のように頭痛が続く慢性緊張型頭痛とがあります。
緊張型頭痛の誘因
緊張型頭痛は、肉体的ストレスと精神的ストレスなどの要因がいくつも重なることによって起こると考えられています。
肉体的ストレスとは、例をあげると、前かがみのパソコン操作や、長時間のうつむいた姿勢、車の運転、身体に負担のかかる姿勢を長い間続けたり、身体の冷えなどが当たります。このような身体に負担のかかる状態が続くと、首筋から肩にかけての筋肉が硬くなり、血行が悪くなったりで頭痛を誘発します。
また仕事やプライベートでのイライラや悩み過ぎ、ネガティブな思考などの精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を引き起こし、頭痛の誘因になります。
緊張型頭痛が起こるしくみ
緊張型頭痛は、首から肩、背中の筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こるのではないかといわれており、
筋肉の緊張により、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に老廃物がたまります。
それが神経を刺激し、痛みを起こすのです。また、精神的ストレスは、筋肉の疲労や緊張がなくても頭痛を引き起こします。神経の緊張が毎日のように続くと、筋肉が緊張していなくても頭痛が起こるようになってしまうのです。
緊張型頭痛の治療
ときどき緊張型頭痛が起こる「反復性緊張型頭痛」は、鎮痛薬によって痛みが軽減することもありますが、頭痛が起こったときには、適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促すようにしましょう。
一方、痛みが毎日続く「慢性緊張型頭痛」は、鎮痛薬を使ってもあまり効果がなく、痛いからといって毎日のように鎮痛薬を飲むと薬剤の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛)も起こすことがあるので、注意が必要です。
最近は頭痛の治療薬には、精神的ストレスが誘因となっている場合には、抗うつ薬や抗不安薬、筋肉がこっている場合は、筋弛緩薬(筋肉の収縮を弱める)などを用いる傾向にあります。
あくまで薬は一時的に使用するものと考えてください。
薬だけでは根本的な解決には至りません。日頃から自分の身体の状態を確認し筋肉が過度に緊張しないように、身体を動かしたり、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大事です。
緊張型頭痛の予防
緊張型頭痛を防ぐには、日頃から適度な運動を心がけ、長時間の同じ姿勢を続けない。
仕事や勉強を長時間同じ姿勢でしないようにし、こまめに休憩をとって筋肉をリラックスさせるように心がけましょう。
お風呂につかったり、身体をマッサージ、ストレッチなどするのも良いでしょう。焦ってやりすぎないようにして下さい。
この記事へのコメントはありません。