カフェインの取りすぎでおきる身体へのさまざまな影響

カフェインを取りすぎるとどうなる?

今回の記事は、みなさんが好きなコーヒーなどのカフェインの多く入ったものを取りすぎによる良い効果と悪い効果の記事を書いていこうとおもいます。

コーヒーなどに多く含まれるカフェインは、神経を鎮静させる作用があるとされています。

コーヒーは、適切に取れば、がんを抑えることができる、死亡リスクが減少するなどの効果があるというデータも知られていますが、

カフェインを過剰に取ることで、神経系が過剰に刺激され、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。

人によってはカフェインを取ることによって高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています

健康な大人におけるカフェイン摂取量の目安は、一日あたり400mgまで(コーヒーをマグカップで約3杯)つまり、それより多く摂取すると、「取りすぎ」ということになります

カフェインの覚醒作用は、疲労などの「原因」を直接取り除いているわけではなく、脳の神経を興奮させ、身体に無理をさせることができてしまいます。

適量を摂取していればいいのですが、慢性的に摂取するようになると依存状態になってしまい、カフェインを取らないといられなくなります。

カフェインに依存してしまっている人が、カフェインの作用が切れると、頭痛、集中力の低下、疲労感などのマイナス面があらわれます。また、胃酸分泌促進作用により、胃粘膜傷害を引き起こしやすく、少しのカフェインで胃痛を訴える人もいます。

近年、カフェイン中毒で救急搬送される方が急増しているようです。

カフェインとうまく付き合えればいいのですが、なかなか依存状態になってしまうと、帰って健康状態にマイナスです。

 

カフェインを多く含む食品

食品名 カフェイン濃度 備考
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料 32~300mg/100ml 製品によってカフェイン濃度が異なる
コーヒー(浸出液) 60mg/100ml 浸出法:コーヒー粉末10 g、熱湯150 mL
インスタントコーヒー 40mg/100ml  
煎茶 20mg/100ml 浸出法:茶葉10 g、90℃湯430 mL、1 分
ほうじ茶 20mg/100ml 浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分
玄米茶 10mg/100ml 浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分
ウーロン茶 20mg/100ml 浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分
紅茶 30mg/100ml 浸出法:茶葉5 g、90℃湯360 mL、1.5~4 分

こちらの表を見るとエナジードリンクは、一本飲んだだけで一日の摂取量に近くなってしまいます。商品にもよりますが二本以上飲むと健康を害することになってしまう恐れがあるので十分に気を付けてください。

カフェイン製剤

あと気をつけていただきたいのが、医薬品として扱われているカフェインもあります。

薬やサプリメントだから大丈夫だろうということはありません。

こちらはエナジードリンクどころではない量のカフェインが入っていて簡単に一日の摂取量を超えてしまいます。

代表的な製品のカフェイン含有量を確認してみましょう。


◆エスタロンモカ12 20錠 [第3類医薬品] 1錠中100mg、1回2錠、1日2回まで (1日量400mgまで)

◆カフェロップ 12粒(4粒×3包) [第3類医薬品] 1粒中41.7mg、1回4粒、1日3回まで (1日量500mgまで)

◆カフェクール500 12包 [第3類医薬品] 1包中167mg、1回1包、1日3回まで (1日量500mgまで)

薬局などで販売されている、眠気や身体のだるさに効くなどの錠剤は必ず成分の確認と摂取量は守ってください。

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